授業のフォロー体制については、二点のチェックが必要です。まず、授業に関する疑問や質問が生じたばあい、それを気軽に解消できるかどうか。望ましいのは、授業後に講師をつかまえて、直接質問することです。このさいに大切なのは、講師に質問を受ける余裕があること(少人数制、熱心さなど)と、講師室に入りやすいことでしょう。生徒数が多すぎて、質問するのに数十分も待たされるようでは、時間のロスです。また、質問をしにくい雰囲気を醸し出している講師も困ります。また、講師自身がいないときでも、教科の質問を受ける人がいるかどうかもチェックしておきましょう。講師と兼任しているチューター(クラス担任)の先生や、優秀な学生アルバイトが常時スタンバイしているところもあります。つぎに、欠席したときのフォロー体制も要チェックです。とくに、現役生などは、学校の行事などで、やむをえず、予備校・塾を欠席してしまうこともありましょう。一回でも、授業を休むと「穴」になってしまうことがあります。それゆえ、欠席のさいの授業内容(解説、板書など)をフォローしてもらうことは、学習の継続のためにも大切です。ビデオ授業でのフォローや、別の時間帯の、同じ授業に代替出席することなどで、こうした点を補ってくれたりしますが、その点を具体的にチェックしておきましょう。
「小学生のうちに、親が何らかの手を打つようにしてほしい」ということである。小学生のうちに、きちんとしたしつけをしておけば、学習する習慣は必ずつくはずだ。また、小学生の時に70点以下のテストをたびたび持ってきたら、親は必ず、どこで間違えたのかを見てあげる余裕を持つことが大切である。つまり、どこでつかえたのかを探しだし、早め早めに手当てをすれば、傷口は小さくてすむようになり、決して落ちこぼれにはならない。特に算数・国語は積み重ねの科目なので要注意だ。学校に預けておけば落ちこぼれにならないというのは、現実としては神話にすぎない。1980年代のゆとりの教育によって、落ちこぼれは減少しなかったことを思い出してほしい。
気になるのは、わからない言葉や概念があったとき、読み飛ばしてしまうことです。日本語の本の場合、何となくわかったような気がするだけに警戒しなければなりません。大切なことは、そのときすぐに辞典や現代用語集などで調べる癖をつけることです。もちろん、人に質問してもいいと思います。読書に関しては図々しいくらいがいいのです。英語の本ならば、わからない単語を目にしたら辞書を引く癖をつけやすいかもしれません。日本語以外の本を読むのは、頭の訓練として大変に優れた方法です。単に文のつくりが違うということではなく、外国語ゆえにわかったつもりにならずに読もうとするからであり、それに関連して論理的発想が養われるからです。いちばん怖いのは、難解なものを読んでいて、論旨や内容が理解できたつもりになることです。わかったつもりになっていますから、読み飛ばすことに何の抵抗もありませんが、そうしたときは頭に何も残っていないのです。理解をしないと記憶の入力がうまくいかないのは、記憶の心理学の鉄則です。やはりわからないと頭に残らないのです。